自己破産したらその後の生活はどうなる?家族への影響は

借金をゼロにしたいけれども、自己破産をしたら
どうなってしまうのか。

その後の生活に不安を覚え、手続きを躊躇
する方も多いようです。

そこで今回は、自己破産後の生活はどうなるのか、
また家族への影響についてご説明します。

自己破産後の生活で最も気になるのは、
仕事についてでしょう。
自己破産をしたことによって職場を解雇されることは
ありませんが、職場や資格によっては業務自体を制限されてしまいます。

業務に支障がなくても、職場の人たちに
知られてしまうのではと不安に思う方も多いようです。

自己破産をすると、国が発刊する機関誌官報に
破産者の名前や住所などが掲載されます。

しかし、一般の方がこれを目にする機会はあまり
ありませんので、周囲の人に知られることはまずありません。

但し職場に借り入れがある場合、職場も他の
借入先と同じように扱われ、裁判所から通知が届きます。

多くの企業では個人情報の取り扱いを厳重に
行っているため職場全体に知られる心配はありませんが、
なるべくなら自己破産前に職場への返済を済ませておいた方が安心です。

自己破産をしたことによる家族への影響については、
それほど深刻なものではありません。

しかし生活がこれまでよりも不便になる事は、
覚悟しておきましょう。

自己破産をすると、家や車などの財産は失います。

また、新たな借り入れが5年以上出来ないため、
高額な買い物は全て現金一括でしか出来なくなるのです。

持ち家だった場合は引っ越しを余儀なくされますし、
ローンを組めず不便と感じる場面が多くなるため、
自己破産前にしっかり家族の理解を得ておきましょう。

子供に関しては、進学費用などが懸念されますが、
奨学金を利用するなどして対処できます。

金銭面で少なからず影響はありますが、
親の自己破産を理由に夢を絶たれることはありません。

自己破産をすると生活に大きな影響があるように感じますが、
通常の生活を営んでいく上でのデメリットはほとんどありません。

借入制限等の制限も少なからずありますが、
それがいつまでも続くわけではありません。

将来的には自己破産前の生活に近い状態に戻ることができるでしょう。

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