自己破産は弁護士に依頼をしても、相当な時間と膨大な準備が必要です。
少しでも手続きをスムーズに進めるために、
自分で出来る準備をしておくことをおすすめします。
今回は、自己破産する前にやっておきたい事前準備についてまとめました。
「借金が多すぎて返せる見込みがないから自己破産したい」と
弁護士事務所や裁判所へ行っても、何も始まりません。
まず自分にできることとして、弁護士へ相談する前に
債務状況を確認して整理することが大切です。
借入先との契約書や借用書、督促状をもとにしましょう。
そこから、借入先は何社か、借入先の住所・連絡先、
返済日、債務残高などをまとめます。
確認してまとめるのにはもう一つ、現在の財務状況も含まれます。
貯蓄額や源泉徴収、不動産、車、生命保険、
換金できるだろう宝石類などをまとめておくと良いでしょう。
もちろん、家族構成、経歴、生活状況なども
忘れずにまとめておきましょう。
債務状況と財務状況をできるだけ詳細にまとめておくと、
破産申し立て前の準備がよりスムーズに運びます。
最も忘れてはならないのが、銀行口座の解約です。
借金返済は、ご自分の口座からの自動引き落としを
利用されている方も多いでしょう。
自己破産申し立ての段階では免責が許可されていませんので、
手続きをしている間は口座からの引き落としがとまりません。
また、銀行に預貯金があった場合、
自己破産申請後に没収される可能性があります。
自己破産の手続きには、裁判所への予納金や弁護士費用など
多額の費用がかかりますし、生活費として少しは手元に残しておきたいもの。
そのため、自己破産申立てをする前にすぐにでも
預貯金を全額引き出し、口座を解約しましょう。
自己破産を決めたなら、弁護士へ相談する前に
破産申し立てまでがスムーズに運ぶよう、
現在の債務状況をまとめましょう。
財務状況と個人の情報についても、
詳細にまとめておくと良いです。
預貯金は返済に充てられる可能性もありますので、
自己破産を決めたならすぐに解約しておくと安心です。