体験談を基に自己破産を行おうと考えた時に注意すべき点と、実際の破産までの流れをまとめます。
自己破産のリスクもわかった上で検討するようにしましょう。
自己破産は基本的に手続きなどに3カ月から半年程度の時間を要します。
年間6万人以上の方が自己破産を申し立てて借金のない新しいスタートを手に入れています。
しかし手続きの時間以外にも様々なリスクや注意点があります。
まずは手続き中に事実と異なる証言をすると免責がおりません。
信用情報に自己破産をしたという情報が10年程度残りローンやクレジットカードを作ることが出来なくなります。
更に20万円以上の価値がある財産は処分されますし、手続き中は保険業界や旅行業者など一部の職業につくことが出来なくなってしまいます。
何かのきっかけで自己破産したということが職場や身内にわかってしまうということもあるかもしれません。
銀行からの借り入れがある場合はその口座が凍結されますので、給与の振込や公共料金の引き落とし方法の変更をすることになります。
そういった、様々な不便がついてくるのは体験談を通じ現実としてあるのです。
それでもやはり自己破産をしたい場合の具体的流れの説明をします。
まず、自己破産の種類は2種類です。20万円を超える財産がある→破産管財人事件、20万円以下の財産しかない→同時廃止事件という風に財産のありなしで免責確定までの過程が多少変わります。
同時廃止事件では、自己破産の申し立て→破産の審尋→破産開始・同時破産決定→免責の審尋→免責決定となります。
破産管財人事件では破産開始決定の後、債券者集会があり配当などを決めてから破産手続き終了→免責の審尋・決定です。
ただ、保険の解約返戻金などで20万を超える財産があっても免責不許可事由(ギャンブル等)がない場合。
そのように、真面目な生活状況が確認できる場合は同時廃止事件となった事例もあるようです。
自己破産は悪い言い方をすれば借金を踏み倒すことになります。
もし実行するときは真面目に生活し再起するといった強い意志が必要ですね。