自己破産を繰り返す人には、
どのような特徴が見られる
のでしょうか?
破産申し立てを行えるタイミングや
条件を踏まえた上で、再度破産しないための
方法を考えてみましょう。
自己破産の申し立てにおいては
回数に制限が設けられていないため、
条件さえ満たしていれば何回でも行えます。
とは言っても、1回目の自己破産とは
異なり、2回目以降の免責許可は簡単に
認められるものではありません。
1回目の自己破産を行ってから
7年以上経過している必要がありますし、
借金を抱えた理由や本人の反省も
厳しく確かめられます。
自己破産は法律上の救済措置に
該当しますが、何回でも繰り返し使える
便利な手段にはならないので気をつけてください。
その一方で、1回目の自己破産をスムーズに
実現した人ほど、借金問題は自己破産で
解決できると思い込みやすい特徴が見られます。
借金は返さなくて良いといった安易な
考えを完全に捨て、自己破産を
繰り返すことの無いように注力
していくことが重要です。
借金を抱える理由は人によって
様々ですが、ギャンブル依存症が
借金を増やした原因である場合には
特に注意しなくてはいけません。
ギャンブル依存症には充足
パラドックスや部分強化という
心理的な要因が強く関わっているため、
自己破産だけでは根本的な解決になりません。
もちろん自己破産をすれば
信用情報機関に事故情報が登録され、
5年から10年ほど
新しい借金を作れなくなります。
こうした借金を増やせない間に
ギャンブル依存症の治療を病院で受け、
再度の自己破産を避けていくことが
必要不可欠です。
また、借金は繰り返すほど抵抗感が薄れ、
次第に借金を抱える状況そのものに
慣れてしまう危険性も備えています。
再度破産を要する事態まで
追い込まれたくない人は、
悩みを家族や専門家に相談しつつ、
日々を協力しながら
過ごしていきましょう。
自己破産を繰り返す人の
特徴として、支払い不能になるほど
借金を増やしたことに対する
反省の少なさがあげられます。
2回目以降の免責許可は条件が
厳しいため、自己破産を経験した人は
再度破産しないために依存症の
治療などを役立てましょう。